とある無職の世界一周

世界一周のこととか。

地雷とフランスパンの脅威

カンボジアは世界でも最も多く地雷が残ってる国のひとつで有名です。
地雷にも種類があって、対人用や対戦車用があるそうです。


僕が地雷地帯を軽快に走り回り
誤って対人用地雷を踏んでしまったと仮定した場合
僕の両足が吹き飛びます。


対人用の地雷は"殺す"という目的ではなく
"負傷"させることがメインなので手足が吹き飛んで動けなくなるらしいです。
上記の僕は四肢を失い動けないけど生きてます。



対戦車用の地雷は100kg以上の重さに反応して
爆発する仕組みになっているらしいです。


僕が女の子をデートに誘いうっかり地雷地帯に迷い込み
そんなことを知らないバカすぎる僕が女の子をおんぶして
"軽い!軽すぎるぞ!さながらコットンだ!"
と、見栄を張り飛び回ってた際に、
対戦車用の地雷を誤って踏んでしまったと仮定した場合
僕も女の子も吹き飛びます。


装甲戦闘車両をも破壊する爆破により
僕と女の子は肉塊に変わるようです。
こ、こわい。

シェムリアップには地雷博物館という気になる名所があります。
地雷についていっぱいネットでたくさん調べたので行きません。



ども。
帰る。帰りたい。帰ったらださいから帰れない。僕です。



たまにはぼっちになりたくて散歩しました。

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シェムリアップはこんな感じです。
人も町並みものどかで散歩には結構いい感じ。
まあメインのストリートとかは車だらけ、めんどくさい人もたくさんいますが。



フランスパンが25円でした。フランスの植民地だったので安いです。
糞暑い中食べるフランスパンの脅威をご存知でしょうか?
口の中に残されたわずかな水分を無慈悲にも
根こそぎ吸収し、食道でも吸収。胃に重くのしかかります。
更には食べても食べても減っているかわからないあの長さが
視覚的にも僕を困憊させるわけです。


そしてなによりおいしいです。
カンボジアはフランスパン推しでいくことにしました。




夜、またナイトマーケットに行くと
日本人大学生がたくさん居てたくさん話しかけてきます。
話を聞くとこによると彼らはカンボジアに小学校を建てるボランティアをしていて
その建設費の足しにするため、夜は屋台を出してるらしいです。
タピオカのフルーツシェークを売ってました。


たくさん話かけてきた理由がすぐわかりました。
これ、かなり遠回してシェーク売ってます。

3択。
僕には3つの選択肢がありました。


1つ目は
200円程のシェークを買って
"うまい!絶対また来る!がんばれカンボジア!がんばれ大学生!!"
の、あの人熱い人作戦。


2つ目は
"俺にも手伝わせてくれないか?お前等の熱意にあてられちまった…"
の、俺たち同士じゃん作戦。


3つ目は
"うまそう!ちょ、メシ食ったら飲むわ!タピオカ残しといて!絶対だかんな!"
と言って二度と姿を現さない。
の、グッドバイ作戦。


あの人いい奴作戦が一番穏便でいいんですけど
彼ら大学生の話聞いてたら
"アンコールワットよりベンメリア遺跡ヤベッスよ!一見の価値ありっス!!"等、
観光のついでにボランティアしにきました臭がとんでもなくて
買う気がどうしても起きなかったのでやめです。
ボランティアするならもっと真摯にして欲しい。と何もしない僕が言うのもあれですが。


グッドバイ作戦は、決行した次の日から
彼らの影に怯えて忍ぶ生活が続きそうだったので
即却下です。後、人としてひどすぎる。

消去法から導きだされた"俺たち同士じゃん作戦"がはじまりました。


まずは、軽いジャブのつもりで
"俺も小学校作るの手伝いしてみたいな。。。"と先手を打った。


すると
"本当!?是非手伝って!明日も現地行くので一緒にどおすか?"
いきなり具体的なお話に。


これは非常にまずい事態。
僕の予定ではここで軽く声だしてシェークをサバいて
バイビーするはずだったのに
僕の予想の遥か右斜め上空をいくこの大学生の図々しさ。
末恐ろしい。。
このようなタイプにははっきり言わないと意味ないので


"あ〜明日はアンコールワット行くんだわ。ちなみに明後日はツアー申し込んである。"
と、ばっさり斬り捨てました。
遂さっきまで手伝いしたいと言っていた男がふいに掌返し。


明日はひまだった。明後日も何も申し込んでなんかない。
僕最低です。どんだけボランティアしたくないんだよ…
違うんです。言い訳させてください。
好奇心とかそんなんで海外でボランティアしたくないんです。
そんな偽善に近い感情で日本人ばっかりで固まって
いきなり1日限定参加とか嫌なんです。

まぁ何言っても結局ただの言い訳ですが。


その後はなんとなくで仲良くなって
"また暇な時言うよ!!"と言って別れました。



カンボジアで食べたおいしいフランスパンもこの罪悪感も全部プライスレス。



priceless(形容詞)
.あまりにも貴重な物のため値段が付けられない.




な、なにこのシメかた。。ださい。。。