ビンタン島。
シンガポール貯蓄生活も1ヶ月近く経ちました。
まあ貯蓄は全く出来てないですけどね。
雨期なので週2、3回ぐらいでしか路上演奏できないくせに
夕飯は贅の限りを尽くしておりますのでどんなに稼いでも塩ジャケ、または麺屋武蔵の売り上げになってしまいます。
この1ヶ月を僕の人生年表で表すならシャケ焼いて大根おろし時代でした。
でした。
月日が流れたにも関わらずお金無いし、
シンガポールのビザが切れちゃいそうだったのでインドネシアにビザランに行く事になったのです。
というわけでやって来たのはビンタン島です。
本当はバリ島に行って日本人女子大学生と偶然出会い恋に落ちる予定だったんですけど、
お金なくて妥協の妥協でビンタンになったのです。
ガポからフェリーで2時間ぐらいだし
たぶんバリより物価安いし。
ビンタンって一応はリゾート地らしいのですけど、
リゾートサイドは宿のお値段も高いらしいので僕等が来たのはローカルサイドです。
海も綺麗じゃないし街並も綺麗じゃないし、何より女子大生の気配が皆無でなんか泣けます。
なるべく清潔な宿にチェックインして
お腹が空いていたのでレストランの位置を聞いてタクシーをつかまえレストランに向かいました。
タクシーというか廃車寸前のトラックです。
日本なら車検に通すまでもなくスクラップ系タクシーで向かいました。
結構遠くまで運ばれてレストランに着いたのですけど、
レストランの門構えがあまりにあれで危機感を覚えた僕等はもう一度スクラップをつかまえて無言で帰りました。
切なさのあまり声帯震えなかった。
やっぱり先進国シンガポールからのインドネシアはギャップが半端じゃないですね。
好きな女の子のリコーダーと祖母の鼻くそぐらいの差異かもしれません。
まあたぶん2日もここで滞在すれば慣れちゃって、
逆に愛らしくなると思われるのですけどね。
残念ながら今回は一泊でガポに戻るので僕に愛でられることはないと思います。
そういえば僕はインドネシアに来たの初めてだったのですが、
シュンくんとケンくんは昔2人でネシア旅行していた事があったらしく
だいぶん思い出が詰まった国だと話してくれたことがありました。
なんかお金無くなって出国出来なくてピーナッツだけで
辛うじて生きていたらしいです。
笑いながら語ってくれたけども、よくよく考えたらジャストモーメントですね。
"リスやん。"ですね。
宿の窓から見えるそそりたつモスク。
イスラムなんっすね。
メシは地元メシみたいのを食べたんですけど、
お腹を破壊されてしまう恐れがあったので僕とケンくんはビビって箸が進みませんでした。
漢、シュンくんは"大丈夫っしょ!"と笑いながら食べていましたけど、
その後しっかり破壊されて草木も眠る丑三つ時ぐらいから嘔吐祭りを1人開催してました。
そんぐらいですかね。
主旨はビザランなので後は特にやることもなく、
宿でビール片手にケンタッキー食べながらトランプとかしてネシアを謳歌しました。
そんぐらいです。