セツナイチャイナ
桂林に着きました。
依然として左耳はメガネ置き場状態です。
か、帰りてえ。にっぽんに。
桂林は意外に都会で、宿も高いと聞いたので
バスチケットおばさんがおすすめしてきた街に行くことにしました。
着いたのは陽朔という街。
街についてすぐユースホステルの宿を見つけました。
そういえば、日本で2500円払ってユースホステルの会員になってきたんですけど一回も泊まってなかったのを思い出しました。
財布の中からゴミと見間違えるほど薄汚れたユース会員証が出てきたので同情で泊まることにします。
ドミ1泊35元。やっぱり中国高いです。
同じドミトリーの客は全員中国人女子高生でした!
なんていうか緊張します。
ドミにはシャワーやトイレも設置されてるんですけど
僕はうんちに膨大な時間を費やしたい系男子なので、一回トイレに入るとなかなか出ません。
"あいつトイレ長くね?"といわれるのも嫌なのでフェイクでシャワー出しっ放しにしてトイレしてます。
うまく誤摩化せたかな?
桂林、陽朔は奇岩が多くて水墨画の世界と言われてます。
多くの観光客は桂林からこの漓江という川を下って陽朔に来るらしいです。
僕はバスで来たのでよくわかんないんですが絶景だったとネットに記載されていました!
正直奇岩とかどうでもいいぐらいのテンションだったので写真撮ってほぼスルーで宿にリターンでした。
裸眼で見てないぐらいの勢いです。
左耳が聞こえないことで少しセンチになってた事と疲れで、動きたくないです。
ただ、宿に戻ると女の子達が順番にシャワー浴びてたんで心苦しくなってまた外に出ます。
休めないなら逆に観光しようと思い、バイタクのおっさんに30元で行き帰りできる観光地まで案内してもらう事にしました。
15〜20kmはしって"世外桃源郷"という場所に着きました。
おばさんが近づいてきて100元の入場料を払えと僕に言いました。
30元しか持ってなかった僕は、一応おばさんに30元しか入ってない財布を見せました。
おばさんが鼻で笑ったのを僕は見逃しませんでした。
あきらめて帰ります。
この流れにはバイタクのおっさんも苦笑いです。
帰ろうと思いバイクの後ろにまたがると、おっちゃんは更に30元要求してきました。
先払いで30元払ってるし、往復で30元って言ったはずなのに。
"いや、往復で30元だろ"って怒るとおっちゃんはバイクに乗って颯爽と帰っていきました。
ブーンって。
あきらめて歩きました。
とっても残念な気持ちになったので次の日は宿から出れませんでした。
翌々日。
南寧という街を経由してハノイに行く事にしました。
悲しさだけの中国旅終了です。