うっひよおおおお!!旅たのしいいいいいいいいい!!!
嘘です
死にたいです。
経緯を話しますと、、
サパを後にした僕はディエンビエンフーという街にいきました。
サパからラオスに行くにはこのディエンビエンフーという街から出る国際バスに乗って、ラオスのムアンクアまで行かなければいけません。
Googleマップで見るとこんな感じです。
A〜Bに行く感じですね。
僕は思いました。
"ん。近くね?歩ける距離じゃね?登下校の距離じゃね?"
と、思いました。
もちろん勘違いで、実際には100km近い距離があります。
そして勘違い野郎はベトナムとラオスの国境に着きました。
ここまで30kmぐらいでしょうか、もう後には戻れません。
さらに歩いて、ラオスの国境も超えました。
あ、このベトナム、ラオス間の国境は素晴らしいくらい雑で、入国審査してくれる人が昼飯食べながら片手間にスタンプ押してくれます。
ラオスに入っても山岳地帯なので、山沿いをひたすら歩くうちに僕の中であるひとつの懸念が生まれました。
"この道で正解なのか?"
という懸念です。
もし、もしもの話で、ifの話でこの道がムアンクアに通じてる道じゃなかったら僕はどこに向かってるんだろうか。
そんな不安で頭がいっぱいになりました。
そんな感じで、完全に自己責任と自己嫌悪で死にたい気持ちに辿り着いたわけです。
Googleマップ見た時の
"ん。近くね?歩ける距離じゃね?登下校の距離じゃね?"
と思ってた自分を無言で殴り続けたい。
更にしばらく歩くと後ろからバイクが走ってきました。
乗ってるのは10歳ぐらいの子供です。
僕はこれしかないと思い、道の真ん中で倒れました。
卒倒。
僕の思惑通りにその少年は僕の前でバイクを止めました。
僕は立ち上がり"ムアンクアってこっちであってる?"と少年に聞きまくりました。
すごい剣幕だったと思うので少年ドン引いてます。
少年は英語が話せないみたいだったんですが、とりあえず僕をバイクに乗せて走りました。
10kmぐらい走ったら小さい村に着いて、少年は英語を話せるおっちゃんを呼んで来てくれました。
おっちゃんはなぜか僕にバナナをくれました。
なぜ初見でバナナ?
しかも僕バナナ嫌いなのに。食べたけどね。この世の全ての食物に感謝して食べたけどね。
その時の僕の足半端ないことになってた。
歩いてただけなのに。
おっちゃんに色々聞くとムアンクアまでの道は間違ってなかったみたいです。
ただ、ここからまだまだ距離あるよ。とも言われました。
僕としては道が間違ってなかったことにひとまず安心したので
お礼言って村を出てまた歩きました。
しばらくするとまたバイクが走ってきて僕の横に止まりました。
さっきの少年です。
ま、まままままままさかと思いましたが、その少年はまた僕をバイクに乗せてくれました!
こんなに優しい心持った人いますか?
僕の知りうる中でこの優しさレベル持ってるの菩薩ぐらいしか浮かばないです。
ほんとにありがたいです。
結構走ったところにある小さい街で降ろしてくれたので
前回ラオスに来たときに残ったお金でジュース買ってあげました。
こんなことしかできないのってちょっと寂しいですよね。
まぁその後もいろんな人にお世話になりながら次の日の昼に目的地のムアンクアに着いたのでした。
ムアンクアには泊まらないでウドムサイを経由してルアンバパーンまで行きました。
ルアンバパーンは世界遺産の街で托鉢という毎朝行われる行事とか滝とか色々観光できるところが、目白押しなんですが疲れ果ててる僕は何も見てないです。
強いて言えば。
これ。
バナナオレオシェークがおすすめです。
そんだけ。