世界に一人だけの山本
朝4:30に起きプノンペン空港に向かった。
30分前行動という超余裕を持った行動は称賛に値すると思いながら空港に着いたんですけど、僕らが乗るはずの便、FD2772が何故か見つからない。
あ、あった!
違う。FD2773だった。
僕は13回ぐらいまさかと思いながらチケットを確認すると、バンコク→プノンペン行きのチケットだったので、13回ぐらいまじかと思いました。
ややややややべえ。ま、間違えた…
ほんの数秒前まで信頼していたエアチケット。
プノンペンなう。の僕らにはリトマス試験紙以下の紙屑だったとわかった時のダメージ。
例えるなら、
中学校入学式初日にうんこ漏らすぐらいのダメージ。
津田の帰国も迫ってるので、キャッシュでバンコク行きのチケットを買いました。
1人150ドル。
本気で世界一周できないかも‥
トドメに手荷物検査で8年間愛用してきたすきバサミも没収された‥
5万もしたハサミなのに。
血も涙もないカンボジア人の手によって放物線を描きながらゴミ箱にインした。
もーカンボジアに一切の情もなくなった僕は空港でうんこしてトイレットペーパー15mぐらい使い、何度も何度も尻を拭いて飛行機に乗りました。
バンコクに着いた僕はすぐにチェンマイ行きのバスチケットを買い、
津田とさよならしました。
いろんなことがあった7日間でしたが
最期のロケットランチャーが強烈すぎて
ランチャーの爆破と共に思い出まで消し飛んでしまった気分です。
まぁ津田には
"次は夏のヨーロッパで再会しよう!"と言っといたので、
もしかしたら夏、再び現れるかもしれません。
そん時はランチャー越えを目指します。
つまり戦車かステルスですね。望み薄ですが。
僕はそれからチェンマイに向かいました。
シンゴくんと一緒に。
シンゴくんは僕のブログに何回か出現してるんですけど
その都度僕を助けてる、なんかいい人です!
シンゴくんは今、カオサンでインドビザを申請してビザ待ちなんですが
圧倒的な暇さから廃人と化してました。
というわけで今回は僕がシンゴくんを助けてやったぜと思ってます。勝手に。
津田に引き続きなんですけど、僕の地元の友達がチェンマイに来てるらしいので
ちょっとだけ会いました。
そいつは山本という男なんですけど
"朝8時にチェンマイのマック集合"と約束しておいて夜8時に来るという世界に一人だけの山本です。
"俺は金しか持ってねえぞおおお!!"と大声で言っていた山本と
まず、バーに行って一杯だけビール飲んで、光の速さで二件目に行きました。
二件目は郊外にある女の子がたくさん居るお店です。
店の中には20人ぐらいの女の子が居てタルそうに座っていたので
その子達見ながらまたビール飲みました。
女の子はみんなタイ語しか喋れないみたいです。
この時点で全てお会計は山本が払ってくれました。
三件目は"SAYURI"というこれまた飲み屋に行きました。
マジックミラー越しに10人ぐらいの女の子が座っていて
男達はそれを見ながらお酒飲んで、気に入った女の子が居たら
ボーイに言って、別室でアハンというお店です。
こんなアハンなお店でも僕たちは冷静だったので
僕らの純潔は守られました。
"後何日チェンマイに居るの?"と山本に聞くと
"後3日はいる!"と言いながら翌日バンコクに消えていくという、世界に一人だけの山本っぷりを見せつけた山本は大物になるとおもいます。