忙しかった日
胃がくそ重い。
完全に胃もたれしてました。
狙い通り過ぎてつらい。
ただハンガリーに長く居て良いことはないので(シェンゲン協定のせいで)
次の目的地までのバスチケット買いにバスターミナルに向かいました。
バスターミナルのだいたいの位置だけ頭に入れて
自信満々で真逆に向かって歩いてました。
1時間で着くところ2時間半かかってバスターミナルに到着。
これはよくあること。ありのままの僕。
久しぶりにカメラ持って歩いてたんで
雑にバスとか撮りました。
欧州には"ユーロライン"というヨーロッパ各国を結ぶ国際長距離バスがあります。
無知な僕でさえその名前は何度も耳にしてたので
安心かつ便利かつ親切な会社だと思ってたんですが
僕が次に向かうクロアチアの首都ザグレブまでのバスはなかったのでもう嫌いになりました。
2時間半も歩かせておいて
"無い"の一言であしらわれましたしね。
まあ僕のバックボーンとかチケット売ってる姉さんには知る由もないけど。
"どこまでのチケットならあるんですか?"って聞くと
行き先は全部シェンゲン協定の国を言われて困りました。
とりあえず僕の望みはシェンゲン実地国から出て
何もせず何も考えずゆっくりとだらだらすることなのです。
進路希望がニート。
二度と使ってやらねーし!
とか言いつつ、どうしても必要になったらその時は使うけど。
その時はひとつよろしくお願いします。
バスは無いということなので列車で行く事にして駅に向かいました。
列車は高いって聞いてたので財布に入った残金を心配しつつ
"たぶん足りない様な気がする"と思いつつ歩きました。
レンガの壁が歩道に沿って永遠つづき、
車道の真ん中を走るトラム。
飽きたよ。
ワンパターンすぎる。ヨーロッパ。嫌いじゃないけどね。
1時間程で東駅に着いてチケット売り場に並ぶ。
並んでる間にバスキングで稼いだ小銭を数えると、残金6000フォリント(20ユーロ)。
ギリギリ買える!と勝手に思った僕。
"ザグレブまで8555フォリントになります。"
現実ってゆうのはいつでも厳しいんですよね。
時計を見たらまだ3時ちょっと過ぎぐらいだったので
急いで宿に戻りハンドパン持って路上に向かいました。
ハンガリーで演奏するのはこれで最後。
たぶんもう二度と来ない国だと思うし、確実に最後の演奏。
全力で弾いた。
静かだった路上にハンドパンの音だけが響く。
1曲の途中でもう人だかり出来て、
次々とお金も入って3分ぐらいの1曲目を終え、
拍手貰ったので笑顔で"ありがと!"って言ってたら真横に警官居て素でオドオドする僕。
警官は言いました。
"パーミット見せて。許可証がないとこの通りは演奏禁止だよ。"って。
え、許可証あれば堂々と弾けるの?
まあもちろん持ってなかったので、"ないっす。"って言ったけど。
ただここで引くとハンガリーから出れなくなっちゃうので
"どこか許可証なしで弾ける場所ないですか?"とも聞きました。
したら、
50メートル先に広場あるからその先なら演奏しても大丈夫って言われました。
一見して稼げなさそうな通りだとわかります。
近くにATMと公衆電話しかないし。
たった50メートル離れただけで稼げ方も全然変わっちゃうんですよね。
まあ弾くしかないですけど。
さっきと同じ曲弾いてるのに全然足を止めてくれない。
はやく稼いで駅行かなきゃチケット売り場閉まってしまう恐怖に焦りながら
疲れとは違う汗かきながらも弾きました。
チケット売り場の閉まる時間わかんなかったけど6時まではやってるはずなので
5時半で切り上げて、お金も数えずに走りました。
もう走るのとか超嫌だった。
ただでさえ目立つのに、その上、全速力とかフェラーリかよ!!って思った。
人だけど。
宿に戻り、ハンドパンと稼いできた小さすぎるお金も置いて駅に行きました。重すぎ。
6時前に着き、
チケット売り場で稼ぎたてほやほやの小銭をぶちまけて
売り場の店員さんに険しい顔されつつも、大量の小銭をちまちま数えて
ザグレブ行きのチケットを購入したのでした。
ってかなんでこんな高いの。
これからずっとそうなの?
嫌なんですけど。
8555フォリントって30ユーロっすよ。
タイなら大戸屋でトンカツ定食を食べて、ビール両手に寿司食べてもおつりきますからね。
あ、タイ行きてえ。
でもやっぱインドかなー。
インドならカレー食べて、カレー食べて、カレー食べて、カレー食べて、カレー食べて、カレー食べて、カレー食べて、カレー吐いて、カレー食べて、カレー食べて、カレー食べて、カレー食べて、カレー食べて、カレー食べて、カレー食べて、カレー食べて、カレー食べて、カレー吐いて、カレー食べて、カレー食べてもかなりおつりきますからね。
そんないらないけど。
まあ今日は忙しかったです。
ほんと頑張ったんで褒めてください。
そして罵ってください。