なんていうかローマの洗礼。
イタリア*ローマ 晴れ。
なんか凄いです。ローマ。
22時頃に着いたんですけど、
駅から出たらホームレスの数半端ないし、
なぜか火薬の匂いとかたまに鼻につくと思ったら、たまに魚臭いし、
よくわかんないけどペンネアラビアータ的なの散らばってます。
無情にも散乱したペンネアラビアータ的なの。
僕の想像してたローマじゃないことを知り、一旦駅内に戻りました。
一旦怖かったので。
黒人の人達もたくさんいるんですよ。
見た目とか肌の色とかで危ない人って決めるの好きじゃないのですが、
そんな綺麗事言ってられない程にマックに溜まってますからね。
マックやコンビニに溜まる人達は国を問わず、うるさい奴かめんどくさい奴かめちゃ腹減ってて買った直後に飯食べてる奴と相場は決まっています。
駅に戻ってみたものの何もすることがないので、
ぼーっとしてたらホームレスのおじさんに話しかけられました。
"ジャッポーネ?"って。
まあこれで会話終わったんですけど。
ただこのジャッポーネってのが気になりした。
まあそれだけです。
1時になると駅が閉まったので街に出ました。
しばらく歩いてると広場がありまして、
大きめの建築物とかがありました。
僕の知ってるローマです。
最近はこういうすごそうな建築物見たら普通に"凄いやん。"って思うんですけど、
それ以上のあれは無くて、即飽きます。
ちなみに僕の知ってるローマはテルマエ・ロマエです。
一時帰国した時にゲオでテルマエの映画借りて見たんですけど、
ローマ人は相当風呂好きだったことが伺える内容でした。
あと、僕は阿部さんのファンです。
更に歩き続けるとローマの観光マップみたいのが壁に貼付けられていて、
それによると僕とトレヴィの泉との距離200m以内で、ちょっとだけ謎の嬉しさがありました。
別に探してたわけじゃないけど、
無意識のうちにトレヴィまでたった200mですからね。
荷物捨てて全力で走れば30秒でご対面も可能なわけです。
そんなふざけたことしませんが。
よくよく観光マップ見るとコロッセオもバチカン市国も近かったので、
まあまた近く寄った時でいいやって思い、
どこも行かなかったです。
それより寝床探し。
街角の鏡に物凄い田舎臭い奴が写ってたんで撮りました。
街角の鏡に物凄い過疎った田舎のつけもの石臭い奴が写ってたんで撮りました。
街角の鏡に物凄い緑色しかない田舎の…もういいや自撮りしました。
自撮りってのはなんでこんな切ない気持ちになるんでしょうか。
夜知らない土地を1人彷徨うだけで結構切ないのに、促進もいいところです。
でも友達もいないんで自撮りか自分を写さない以外の選択肢がないです。
自分が来た証が欲しいのでこれからも自撮り続けるけど。
何カ所か寝れそうな場所もあったんですが、
なんとなく嫌な予感しかしなかったんで、一旦マックでコーヒー飲みました。
もうめちゃ恐怖だらけのマックで。
普通に怖そう。
普通に怖そうだよこの人達。
髪の毛とかにライン入ってますもん。
親からもらった大切な体の頭部から生える毛を利用してライン入ってますもん。
目血走ってますもん。
これは眠いのかな?
怖いって言うよりイタリアはスリとか多いって聞いたことあるんで
荷物が心配で心配でした。
僕は防犯対策みたいのあんまりしてないんでカードも現金もまとめて財布に入れて、
カバンにぶち込んでます。
これは盗まれた際、
洒落にならんくらい落ち込むのでみなさんはもっと創意工夫しましょう。
強いて言えば"危なそうな所では朝まで寝ない。"が、
僕の工夫なので、アメリカンコーヒー飲みながら駅が開く5時まで粘りました。
早朝。
人たくさんいたんで安心してベンチで寝たのでした。
雑踏をiPhoneの音楽で誤摩化しながら。
しばらくして、
雑踏で目が覚めた。
僕は思った。
"あれ?なぜに雑踏?音楽エンドレスに設定してたはずなのになぜ?"と。
耳にはイヤホンつけてる感覚がある。
手にはiPhone握ってる感触がない。
あら?
急いで辺りを探したけど、
どうやらiPhone盗まれましたみたいです。
うわ。テンション下がる。
で、でもデータのバックアップはとってあったのでギリセーフ。
こういう時こそ冷静に。ポジティブに。
iPhoneは諦めて他に被害ないか直に確信しました。
バックの中身、
楽器、
よかった。何も盗まれてない。
とりあえず、ここを離れようと思ってカバンを担ごうとしたら、
バックのバックたる由縁とも言うべき部分が切られてました。
悪鬼羅刹の所行だと思った。