とある無職の世界一周

世界一周のこととか。

そして半月が過ぎたみたいな。

モロッコ*シャウエン 曇り。

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目を覚ますとチケが半裸で朝ご飯を作ってました。
泊めてもらってる身で朝ご飯までもらえるなんて僕幸せ。


"なにか手伝えることある?"と聞くと、


"手軽なものだし先にテラスに座ってていいよ。すぐ持っていくから。"と言われる。


チケはマジで優しいです。
僕なら目も合わせない様な、
ウザくてしつこいモロッコ人に対しても存外な態度とらないし、
なんていうんだろう。
見た目とかじゃなくて中身が紳士的で生き方がカッコいい。


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チケが作ってくれた朝ご飯。

手軽とは言ってたけど、想像を大幅に凌駕する手軽さ。
ってか素材だね。
いや、美味しいんだよ。嬉しいし。
ただ想像は超えてきたよね。


"今日も泊まってくでしょ?"的なことを言ってくれるけど、
今は1人で誰の目にも触れずに裸で寝たい気分だったので、
お礼だけ言ってチケとはばいばいしました。


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適当に安そうな宿に入ってみる。
wifiは店主が自慢するほどベリースローリーらしいけど、
シングルルームで1日5ユーロ程だったのでここに泊まる事に。


なんかモロッコは思ってたより物価高いみたいですね。
インドぐらいの値段なのかな?って期待してたら、すぐ裏切られました。
まあそれでもイタリアとかに比べたら、比較の対象にするの申し訳ないぐらい安いけど。


そんな感じで久しぶりに1人の空間を手に入れたんで、
"今までの疲れをゆっくり癒そう。"ってなったんですよ。


昔読んだ旅関連の本にも、
"1日かけて移動したら次の日は休息日にするべき。"
って書いてあったし。


その計算で言ったら、
5日間かけてここまで来た僕はこれから5日間は休息に徹するべき。
なのです。


んでね。
僕めっちゃ休息した。
もうご飯食べに外に出るのも惜しんで部屋に籠った。
1日1食。毎日サンドイッチ。
エブリデイハムサンド。
どうしてもって時の為にクッキーと水を大量に購入してきて、
万全な体制でヒッキーした。


何もしないで宿に居ることは、
この旅行中にも多々あるんですけど、
ここまで部屋から出ないことは初で、自分の引き蘢りの才能に多少震えました。
部屋から出てないのに全然苦じゃない。って才能だよね?
違う?違うか。



そして2週間の時が過ぎました…



"しまったやり過ぎてしまった…"


正確に言えば12日目ぐらいで"そろそろまずい。"って気づいて
日本人とか泊まってそうな宿のドミトリーに移動したんですよ。
ただ12日も人とコミニケーションとってなかったので
まあ喋れないよね。
リハビリに2日間要しました。


リハビリも佳境って頃に、
Twitterで"会いませんか?"って連絡してた世界一周旅行者がモロッコに着いたらしく焦る僕。
自分からお誘いしてるのに、全然喋んないってタチが悪いからね。
それなりに外人とかにも自分から話しかけて、
本来の自分を取り戻しました。
でも、僕って元々無口なんで、そんなあれでした。無駄でした。


まあそんな感じですかね。
2週間分の内容を詰め込んだとは思えない薄い記事ですが。
ありのままなんで勘弁してもらっていいですか?
これでも赤裸々に書き綴った方なんで。


おわり。