津田の誕生日。

トルコ*ギョレメ　　　　　　　　　　２３歳おめでとう。

イスタンブールからバスで１２時間。
カッパドキア地方のギョレメという街に着きました。

トルコの長距離バスは快適という話しをよく聞くんですけど
僕の席だけリクライニングしてくれなかったので
"所詮その程度か。"と思った上で腰が痛かったです。

奇石郡が無数に聳えちゃってる小さい街ギョレメ。

この旅行でたくさんの奇石を見てきたので岩は飽きてるんですけど
一番あれに近い形状だったので
軽く親近感が沸きつつもやはり即飽きました。

岩もあれも見飽きてますからね。
あれに至っては毎日３回は見てますからね。
見てるっていうか触れてますし。
見て、触れて、狙いを定めて放ってますから。

まあそんな具合で景観は響かなかったので
ギョレメまで来てカッパドキアにすら行ってないんですけど
僕等は観光をしにきたわけじゃないのです。

前も言ったけど楽器の練習をしにきたのです。

これから３人でヨーロッパを旅行することになるっぽいので
今のレベルではお洒落なヨーロッパの音大生に鼻で笑われる恐れがあります。
鼻で笑われるのならまだしも
お金稼げない可能性もあります。
それだけはまずいのでちょっと頑張ろうと思ってきたわけです。

３人ともお金もないし。
特にシュンくんは残金５リラ(2€)だし。まじで。

お金は無いけど
"ドミはちょっと…"というケンくんの要望で４人部屋を借りました。
１泊９０リラ(33€)

ギョレメは洞窟もたくさんあるので
僕は洞窟野宿もしてみたかったんですけど
それ系の話しを匂わすとシュンくんケンくん共に喋んなくなるので僕は察しました。
ガチで嫌なのだと。
まあ僕も好き好んで野宿とかしないけども。
やっぱ美味しい物食べてふかふかベットで寝た方が胃も腰も満たされるし。肩も。

それから早速練習しにいく前に洗濯して練習に行きました。
ギョレメはど田舎なのでどこでも練習できるかな？
って思ってたんですけど意外にホテルばっかりあって良さげな場所が無いので
人ん家の畑っぽい所で練習しました。

２、３曲弾いて、"この小節変えた方がいいんじゃね？"的な話しをしていると
１人のトルコ人が小走りでやってきました。

"これは怒られるパターン。"と予想してたら予想を大幅に裏切って赤ワインをくれました。
いきなしなぜ？
話しを聞いてるとすぐ近くのホテルでマネージャーをしているらしくて
"お腹すいてる？出前とろうか？"などといきなりめっちゃ優しいのでお言葉に甘えました。

人ん家の畑で練習してて２０分後には
プール付きの奇石で作られた綺麗なホテルでピザ食べてるんだから
世の中不思議です。
ってかクッソ意味不明です。

なんでもマネージャーはyoutubeで毎日スペースドラムを聞く程
スペースドラムのファンだったみたい。
普段の様に働いてたら突如スペースの音が聞こえてきたので
ワイン片手にダッシュしてきたらしい。

めっちゃ良くして頂いたので僕がスペースで作った曲全部弾きました。
全部っても１曲しか無いのだけど。
マネージャーの顔的に生でスペースドラムの音聞けただけで昇天といった感じだったので
たぶん満足してくれたと思います。
ただ練習は全く出来なかったです。ピザ食っただけでした。

腹満たされてそのまま宿帰っちゃったし。
それからお昼寝したし。

あ、でもマネージャー情報で路上演奏は可能ってことが分かったので
夜はギョレメ初バスキングしました。

リアルタイムでは今からバスキング行かなくては次の国に行くお金が無いので
ちょ中途半端なんですけど
続きはまた今度書きます。
そして津田誕生日おめでとう。