稼げないけど。

イタリア*ローマ　　　　　　　暑い。とける。

再出発から１００日ぐらい経ったんでしょうか。
たった１００日しか経ってないのに僕の大切な装備が大分痛みました。

まずバック。
担ぐ部分切られたんで結んで使ってみたんですけど、
街中歩くの恥ずかしいです。
全体的に穴だらけだし。

あとハンドパンを運ぶ台車。
これに至ってはただの燃えないゴミです。

どっちもくだばりそうなので買い換えることにしました。
ローマだから値段高いってデメリットはありますが、
メリットもあります。
"俺の台車イタリア産。"って自慢できる。

ってなわけでお金も必要ですし、ローマ初路上演奏することにしました。
とりあえず演奏できそうな場所探し。

ローマはあれです。
普通に歩いてるだけでなんか凄そうなのたくさん建ってます。
ただ僕が見た主観でどれも似た感があります。
具体的に言うとデカい円柱感。

しばらく歩いてると広場に出ました。
ストリートパフォーマーたくさん居る広場に。

ベンチに座って休んでいると絵描きのおじさんに話しかけられ、
話聞いてるとやっぱこの広場はライセンス持ってないと、
路上演奏できないみたい。
更に言えば１３時から１６時までは演奏禁止のルールまであるんですって。
イタリア路上めんど！

絵描きのおじさん。
女子みたいな可愛い絵がウリです。

「まあたぶん大丈夫。許可する。私が。演奏していいよ。」

おじさんの言葉を信じて広場の真ん中を陣取りました。

というか真ん中しか空いてなかったです。
観察しなくてもわかるんですが、真ん中はそんな人歩いてなくて
大概の観光客は日陰か噴水近くに腰掛けて楽しそうにしてます。
そしてその近くはライセンス持ったマジのパフォーマーが占領してるので自然と真ん中に追いやられました。
まあ無許可で勝手に稼ごうとしてるんだから文句も無いですけどね。

時間を見たら１２時。
演奏できるのは後１時間だけだったので僕なりの頑張りで弾きました。

んで、
お金全然入んないの。
最初の５分とか１セントも入んないし、
もっと言えば立ち止まってくれた人もいなかったぐらい。
こんな辛辣な感じの路上はじめて。

１３時になって演奏終了。
何回かだけ人だかりもつくれたんで満足。
ただ稼ぎは３５ユーロだけでした。不服。
キツいっすね。厳しいっすね。
全然稼げなかったけど、この日はもう止めときました。
怒られるの嫌だし、まだ宿もとってなかったので。
何より荷物置いて寝たい。

適当に安宿探して泊まりました。
安宿っても１泊２０ユーロだから全然安宿じゃないけど。
これでも街中では、かなり安い部類らしく非常に遺憾でした。

泊まった宿"チェリーホステル" ドミトリー ２０ユーロ。
部屋の写真撮ってなかったので、部屋に入ってきた犬の写真で代用します。

ひさしぶりの宿。
久しぶりにネットを接続しようと思い、
昨日買ったアダプタを箱から開ける。

中から出てきたイタリアのアダプタ。
前の記事でも言ったけど、この時の衝撃は尋常じゃなかったです。

まあパソコン使えるようになったからいいんだけど。

そっからベッドでずーっとパソコンいじって、
気づいたら寝てました。

えー。
イタリアに入って収入が出費に追いつかなくなってきました。
地味に貯めてきたお金を崩しながらの暮らし。
でも全ったくお金無いってわけじゃないんで、
今後の予定とかも加味した上で色々考えた結果、"多少減っても良し！"ってことにしました。
実はフランスに買いたいものあったし。
お金使っていきます。

そして、ここから僕の想像を上回って一気にお金が減るのでした。