ドバイで野宿
"10カ国目アラブ首長国連邦.ドバイ"
朝空港に着き、すぐにメトロに乗って
"ブルジュ・ハリーファ.ドバイモール"という駅に向かいました。
ブルジュ・ハリーファというのは世界で1番高いビル。
ドバイモールは世界最大のショッピングモールです。
僕はこのふたつの観光地に期待してドバイにやってきました。
期待といっても観光を楽しむ為ではなく、
"観光客たくさんいるから稼げるかも"という期待。
ゴミひとつ落ちてません。
この清潔感にはかなり好感がもてます。
この街より圧倒的に僕のほうが不潔だとすぐ認めてやった。
最近僕常時臭いっす。
それと同時にとんでもないことに気づきました。
人の少く無さエグいっす。
いや、ドバイモールやブルジュ・ハリーファの目の前まで行けば
観光客たくさんいるんですけど、
その周りには警備員もたくさんいます。
仮に演奏したとしても30秒以内に追い払われる光景が安易に想像できる。
何もできないまま立ち尽くしていたら
スペイン人のおっさんに話しかけられ、オープンカフェで女子が飲むような
甘いモカをおごってもらいました。
ブルジュ・ハリーファの目の前にあるオープンカフェでお茶。
こうゆう超高層ビルを見る度に
"あ、今これ倒れたら俺死ぬわ"って思うのって僕だけですか?
スペイン人のおっさん、アレックスに
"ドバイにはバスキングで稼ごうと思って来たんっす"
って伝えると、
"ドバイで無理じゃね?やってる人みたことないし"
という残酷なお言葉を頂戴しました。
う嘘だよね?
カフェの店員にも聞いてみた。
"ドバイの路上でパフォーマーとか見た事ありますか?"
"ないよ。"
即答だった。
まじか。
もう開き直って、野宿でお金も使わなければ良い、と自分に言い聞かせた。
全ての荷物を持って歩くのが面倒だったので停止した僕。
ブルジュ・ハリーファを見てたら、いつ倒れるか心配すぎて
一応距離をとってみたんですけど
高さ828mなのでこの距離でも結局死にます。
芝生の上でダラダラしてたら寝ちゃってました。
起きたら夜。
噴水ショーやってた。
アラビアンな音楽に合わせて水と光がコラボしてます。
金にモノ言わせて毎晩30分置きにやってるみたい。
世界一のビルに、世界一のショッピングモール、毎晩行われる噴水ショー。
ドバイにあるものはどれもお金で作れちゃうものです。
そしてドバイで楽しめるのはお金をたくさん持って来てる人。
貧乏旅行者が調子こいて来る場所じゃないなーと思いました。
ただ、裏を返せばもし僕が金持ちになった暁には存分に調子こいても
ノープロブレムというわけです。
(僕の理論で言ったらなので本来プロブレムです)
マジで。
噴水ショーはマジで!おすすめですマジで!
お風呂上がりたて女子高生の髪の香りぐらい癒されます。
今日はブルジュ・ハリーファの真下で野宿。
見上げれば世界一の高さです。
倒れてきたら必ず死ぬのでちょっと怖い。